“【転換率1.5倍超の成果】「RAGTAG」のスタッフコンテンツ強化でお客様のファン化を促進”

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創業30年以上の歴史を持ち、長年の経験と実績に基づいた、確かな品質と豊富な品揃えが魅力のユーズドセレクトショップ「RAGTAG(ラグタグ)」と姉妹店の「rt」を展開。東京を中心に主要都市に店舗があるのに加え、ECサイトも充実しており、有名ブランドからデザイナーズブランドまで幅広いブランドの古着を取り扱っています。
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アパレル , シューズ , バッグ




 

「RAGTAGで買う意味」を高めるため
スタッフコンテンツを強化


「RAGTAG」はファッション中心のリユースショップです。ECサイトは1999年から展開していますが、1点もののリユースアイテムだからこそ、店舗に置いてある商品しか見られない形ではなく、店舗に並んでいる商品は家に帰ってからもECで買うことができ、他の店舗の商品もすべて見られるようにしたいというこだわりがあります。

当初は商品点数を増やせば売り上げが伸びるという状況でしたが、ある程度の規模になったところで、「当社のサイトで買う意味」をもっと伸ばしていかないといけないと考えるようになりました。ただ服が買えるだけの場ではなく、ブランドをより好きになったり、買い物を楽しんでもらったりできる場にしたい。リユースの1点ものということもあり、着用画像を載せるべきかなどとても迷いましたが、そこで出会ったのが、スタッフコンテンツや動画を手軽に導入できる「visumo」です。

2020年10月にInstagramの投稿画像をECサイトに転載できる「visumo social」を導入しました。その後、ECサイトのコンテンツをさらに強化するため、動画を投稿できる「visumo video」店舗スタッフが着用画像を投稿できる「visumo snap」商品の写真やコメントを投稿できる「visumo comment」を導入しました。さらに、2023年12月からは、「visumo video」の機能を活用して、商品詳細ページで動画を自動再生しています。

「ブランドを好きになる」
コンテンツを拡充

まずはインスタの公式アカウントの認知を高めるために、「visumo social」を活用し、当社の公式アカウントの投稿をECサイトに掲載していきました。おすすめの商品を紹介したり、キャンペーンやセールを告知したり、スタッフの着用画像の投稿が始まってからは、そのスナップを集めて「おすすめの着こなし」として紹介したりもしています。

次に導入した「visumo video」を使っての動画投稿は、「ブランドをもっと好きになってもらいたい」という思いで活用し始めました。後から見ても楽しめるコンテンツを意識して、ブランドに詳しいスタッフが、デザイナーさんの思いや、商品の細かい良さなどをしっかり語る動画を配信しています。

また、店舗スタッフが投稿する「visumo snap」でも動画が投稿できるので、スタッフには着用画像だけではなく、動画もつけてほしいと伝えており、動画で一周回った様子を見せたり、着こなしのテクニックを紹介していたりする投稿も人気があります。

リユースは1点ものなので、労力をかけてコンテンツを作成しても、紹介したアイテムが売れてしまって終わりではもったいないと考えています。「ブランドをしっかり伝えよう」というコンセプトの元、同じアイテムはなくても似たようなアイテムやブランドを購入するきっかけが作れたらと思っています。


 

サイトの滞在時間が伸び
コンテンツ経由の売り上げもアップ

「visumo」を導入し、コンテンツを増やしたことで、サイトの滞在時間は顕著に伸びました。スタッフスタイリングや動画を閲覧したお客さまは、閲覧していない方と比べると滞在時間が3〜4倍になっています。分析ツールで同業他社と比較した際も、当社のサイトの滞在時間は長い傾向にあります。

転換率も高まっており、コンテンツを経由したユーザーの転換率は1.5~2倍くらい高いと思います。「visumo」のコンテンツ経由の売り上げが伸びていますので、成果は確実に出ています。もともと1つのコンテンツで売り上げを伸ばそうという発想ではなく、コンテンツを増やすことでファッションを楽しんでもらいたいというのが大きな目的としてあるので、滞在時間が伸びていることに手ごたえを感じています。

ターゲット分けしたコンテンツを作成していきたいと考えています。また、シーン別のランキングやおすすめのブランドを紹介するブランド診断など、幅広い方に楽しんでいただけるようなコンテンツを強化していきたいと思います。
 

INTERVIEWEE

株式会社ティンパンアレイ
商品グループゼネラルマネージャー ECグループゼネラルマネージャー
桜庭 邦洋 氏

デジタルマーケティングチーム マネージャー
泉 波奈 氏

取材: 日本ネット経済新聞