【食品企業向け】SNSマーケティングを成功に導く5つのステップ
食品ECこそUGC活用!SNSを活用した食品EC6つの事例
近年急速にSNSが発達・普及している中で、ECサイトでの施策として注目されているのが、SNS上の「UGCの活用」です。
UGCとは、User Generated Contents(ユーザー生成コンテンツ)という、消費者(ユーザー)が発信する、よりリアルで信頼性の高いコンテンツのことです。
このUGCを生成し、ECサイト及びオウンドメディアに活用することで、商品の認知拡大や売上向上に繋げていく事が可能です。
今回は、2020年EC市場規模が2.2兆円を超える食品業界における、ECサイト上でのUGCの活用についてご紹介します。
食×UGCの親和性
「食品」という分野は、UGCが生まれやすい傾向にあります。
美味しい食べ物を食べたとき、見栄えする料理を作ったとき、お土産やギフトをプレゼントされたとき…人はその感動や喜びを“シェア“したくなるものだと思います。
誰でも気軽に発信できるSNS上には、食に関する投稿が数多く見られ、特にビジュアルから訴求することを得意としているインスタグラムでは、見た目や彩りが重視される食との親和性が高く、日々様々な投稿が更新されています。
そのような投稿は口コミ・レビューとしても機能し、新たなユーザーに「美味しそう」「食べてみたい」「作ってみたい」と思わせる事が可能です。
これらの貴重なコンテンツをECサイトに活用していくことが、今後サイトを運営していくうえで、商品の認知拡大や売上向上に繋げるために必要不可欠です。
今回は、株式会社visumoが提供するインスタグラム連携ツール「social curator」を活用して、インスタグラム上のUGCをECサイトに活用し、コンテンツの拡充を実現している食品企業について、その事例を6つご紹介します。
食品企業のSNSマーケティングの成功法やUGCの生成については、
「
【食品企業向け】SNSマーケティングを成功に導く5つのステップ
」にて詳しく解説しています。
①ユーザーのリアルな声の掲載~ゴディバジャパン様~
高級チョコレートの製造・販売を行うゴディバジャパン様では、ECサイトにインスタグラム上のUGCを「#GODIVA」として掲載しています。
幅広い年代から愛されており、ギフトとして商品を購入される方も多いゴディバ。
インスタグラム上には、そんなゴディバを「もらって嬉しい」、「食べて美味しい」などのユーザーのリアルな体験が書かれた投稿が、実際の写真とともに数多く存在しています。
この投稿をECサイト上に掲載することで、商品の購入にきたユーザー対して、消費者のリアルな反応、感想を共有することができます。
またこれらの投稿をクリックすると、ポップアップの画面が立ち上がり関連商品が表示され、
関連商品をクリックすると、商品ページに遷移するようになっています。
商品購入までの導線をスムーズに作ることができ、購入を検討する際の後押しのコンテンツとして活用することが可能になります。
②説得力のあるブランディング~吉野家様~
冷凍牛丼の具の販売をECサイトにて展開している吉野家様では、インスタグラム公式アカウントで冷凍牛丼の具を使ったアレンジレシピを紹介しています。その効果として、インスタグラム上にユーザーが真似をしてアレンジをした投稿や、牛丼をお家で楽しんでいる投稿が多数生まれています。
ECサイト上では、これらのUGCを活用し、「#おうち吉野家」というコンテンツをサイトに掲載。
これによって、吉野家を店舗で食べる牛丼という位置づけだけでなく、家庭でアレンジをして楽しみながら食べるものというイメージを持たせることに成功しました。
③ユーザーが作る彩り豊かな料理写真の活用~エスビー食品様~
スパイスやハーブなどの調味料を取り扱うエスビー食品様では、エスビー食品公式通販お届けサイトを展開しています。
調味料などは、商品をそのまま撮影するのみだと見た目の変化が少ない写真になりがちですが、エスビー食品では、商品を使った料理を載せているユーザーの投稿をサイト内に掲載。ユーザーが作る、親近感があり彩り豊かで、かつクオリティが高い投稿をサイト内に展開することができています。
④特集ページでの活用~にしき食品様~
レトルトカレーを販売する、にしき食品様が手掛けるECサイトNISHIKIYA KITCHEN。
こちらはギフトとしても選ばれることが多く、ラッピングについてや贈り物を送る際のマナーなどを掲載している、ギフトに関する特集ページをサイト内に作成しています。その中に、実際に商品をプレゼントされたユーザーの投稿を掲載し、お客様の声コンテンツとして、写真と投稿文を掲載。ページ内でのユーザーの体験価値の向上を図ることができます。
⑤生産者の声を掲載~JR東海様~
次にご紹介するのは、JR東海様が運営する、沿線のお取り寄せ商品を展開しているウェブサイト、「いいもの探訪」。
地元で愛される商品を知ってもらうと同時に、「産地のいま」を知ってもらう施策として、インスタグラム上の生産者の声をサイト内に掲載しています。どんな商品がどんな思いで作られているか、生産者が伝えたいこと、消費者が知りたいことをビジュアルも使いながら情報発信することができ、サイト内のコンテンツの幅を広げることが可能となっています。
⑥動画コンテンツの活用~菊正宗酒造様~
最後に、UGCの活用をしながら、同時に公式の投稿もサイト内に上手く活用している企業として、日本酒の製造販売を行う菊正宗酒造様をご紹介します。
菊正宗酒造様では、公式インスタグラムにて、日本酒に合うおつまみレシピ動画をアップしており、そのコンテンツをECサイトにも掲載しています。
また投稿をクリックして立ち上がるポップアップ上には、関連するアイテムとしてサイト内で販売している日本酒の商品を紐付けて表示させています。
サイトにきたユーザーに対して、UGCを活用し親近感を持たせるだけでなく、動画も活用することでより幅が広く質の高いコンテンツ作成を実現しています。
インスタグラム上のUGCをECサイトに活用しよう
インスタグラム上には、ユーザーにより日々新たな投稿が作成されています。
特に食品に関しては様々な投稿がされやすく、これらをうまく活用していくことが、マーケティングにおいて鍵となります。UGCをECサイトに活用し、存在を広めることで、さらなるUGCを生み出し、商品、ブランドの認知拡大、売上向上に繋げていくことが大切です。
まずはインスタグラム上のUGCを活用し、ECサイトのコンテンツの拡充、認知拡大を目指しましょう。
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