インフルエンサーの意味とは? 定義やマーケティングに起用するメリットなどを解説
インスタグラムの企業アカウントを運用するための基礎知識
写真投稿型SNSであるInstagram(インスタグラム)は、日本国内で3,300万人、世界では10億人ものユーザー数を誇るといわれています。
一般ユーザーが情報収集にSNSを活用するようになった近年は、SNSを活用したマーケティングを行う企業が増えてきており、中でもInstagramを活用したマーケティングは多くの企業が行っています。
これからInstagramを活用していきたいと考えているマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Instagramをマーケティングに活用するうえで最低限押さえておきたい基礎知識についてご紹介します。
【目次】
■会社がInstagramを活用するメリット
・会社や商品を認知してもらえる
・ECサイトのように活用できる
■Instagramのアカウント登録方法
・アカウントの開設手順
・プロアカウントに切り替える方法
■Instagramを使ったマーケティングの手法
・Instagram広告の配信
・キャンペーンの実施
・インスタグラマーを活用する
■Instagramマーケティングで押さえておきたい基礎知識
・運用する目的を決める
・KPIを設定する
・ターゲットを明確にする
・コンテンツの見せ方を考える
・投稿にハッシュタグを付ける
・他のメディアと連携する
■目的に合わせてInstagramを運用しよう
会社がInstagramを活用するメリット
Instagramアカウントの運用を行い、マーケティングに取り入れる企業が増えていますが、それによって企業にはどのようなメリットがあるのでしょうか。会社がInstagramを活用するメリットを2つご紹介します。
会社や商品を認知してもらえる
写真や動画の投稿と閲覧に特化しているInstagramは、他のSNSと比べて視覚的に情報を得やすいのが特徴です。投稿する写真で会社や商品のイメージを伝えていけば、ブランディングに役立ちます。
ブランディングとは「A社といえばあの商品」「あのロゴはBというブランド」といった意識をユーザーに根付かせる戦略のことです。
Instagramにイメージを統一した投稿を続けていけば、会社の持つ世界観をユーザーに伝えられ、結果として会社そのものや商品・ブランドの認知向上につながります。
ECサイトのように活用できる
Instagramでは、2018年に「ショッピング機能」と呼ばれる機能がリリースされました。投稿された商品にタグが表示され、ユーザーはタグをタップするだけで商品ページに遷移できるというものです。
EC事業を既に手掛けている会社の場合、Instagramの投稿をECサイトのサムネイル画像のように活用できます。ユーザーはInstagramから離脱することなく商品ページに辿り着けるので、商品購入につながる確率が高くなるでしょう。
ただし、ショッピング機能を活用するためには、ビジネスアカウントを設定したうえで、運営による一定の審査をクリアする必要があります。
Instagramのアカウント登録方法
ビジネス用途でInstagramを運用したい場合は、プロアカウント(ビジネスアカウント)としてアカウントを設定するのがおすすめです。Instagramでアカウントを開設する方法と、プロアカウントの設定方法の手順を確認しておきましょう。
アカウントの開設手順
企業のアカウントを開設する手順は、個人ユーザーとしてアカウントを登録する場合と同様です。スマートフォン用のアプリまたはPCのどちらからでもアカウントは開設できます。
【アカウントの登録方法】
1.Instagramのアプリをダウンロードし、電話番号またはメールアドレスを登録する
2.登録した電話番号またはメールアドレスに届いた認証コードを入力する
3.名前とパスワード、誕生日の設定を行う
4.ユーザーネームを設定する
ユーザーネームはInstagramアカウントのURLなどに使われるため、ビジネスに関係のある名前を付けると良いでしょう。
・プロアカウントに切り替える方法
ビジネス用途でInstagramを運用したい場合は、アカウントの設定が終わった後にプロアカウントに切り替えるのがおすすめです。プロアカウントに切り替えておくと、アカウントのプロフィールに会社の連絡先や所在地を設定できる、データ分析機能を使える、広告出稿を行えるといったメリットがあります。
【プロアカウントの設定方法】
1.プロフィール右上のメニュー(三本線)ボタンを選択する
2.メニューから設定を選び、アカウントオプションに移動する
3.「プロアカウントに切り替える」→「ビジネス」の順に選択する
4.「カテゴリを選択」と表示されるので、当てはまるものがある場合はカテゴリを選択する
5.電話番号や住所など、プロフィールに表示されて問題ないものを連絡先に記載する
6.Facebookページと連携させたい場合は連携する
Instagramを使ったマーケティングの手法
プロアカウントの設定が終わったら、Instagramを活用してマーケティングを行っていきましょう。
Instagramマーケティングの手法にはいくつか種類があるので、それぞれの特徴を知っておくことが大切です。
Instagram広告の配信
Instagramのフィードやストーリーズに、広告を配信する手法がInstagram広告です。運営会社が同じFacebookの広告データを活用して、広告を配信するユーザーを詳細に設定できます。
また、Facebookにも広告を配信できる点も魅力です。
多くのユーザーに自社アカウントの投稿を見てもらい、集客につなげたいというシーンで有効な手法といえるでしょう。
キャンペーンの実施
Instagramを通じて、キャンペーンを行うマーケティング施策も見られます。内容としては、自社のアカウントをフォローしたうえでハッシュタグ付きの投稿を行うなどの参加条件を設け、参加ユーザーには抽選でプレゼントを贈るというものが一般的です。
ユーザーがメリットを得つつ、短期間で多くの投稿を生み出したり商品の販促につなげたりしやすいため、多くの企業が取り入れています。
インスタグラマーを活用する
インスタグラマーとは、Instagramにおいて高い影響力を持った人(インフルエンサー)のことです。インスタグラマーによっては数万人や数百万人という多くのフォロワーを持っているため、商品を紹介してもらえば自社や商品の認知度を高めることができるでしょう。
インフルエンサーごとに得意とするジャンルやイメージが異なるので、自社のイメージやターゲットのニーズに合致するかどうかを確認することが重要です。
Instagramマーケティングで押さえておきたい基礎知識
Instagramのアカウントを運用し、自社や商品の認知度向上、ブランディング、商品購入などにつなげるためには、マーケティングのコツをいくつか知っておく必要があります。
会社がマーケティング目的でInstagramを活用する際のポイントをいくつかご紹介します。
運用する目的を決める
最初に、どのような目的でInstagramを運用するのかしっかりと見定めておきましょう。Instagramアカウントを運用する目的は会社によって異なりますが、自社の認知度向上や商品購入につなげたい、ユーザーとの関係性を構築したい、などが理由に挙げられると思われます。
運用の目的や最終目標を明確に定めておくことで、より効果的にアカウントを活用できるようになります。
KPIを設定する
Instagramアカウントを運用する目的を定めたら、目的を達成するためのKPIを設定する必要があります。KPIは日本語で「重要業績評価指標」という意味の言葉で、目的達成までの過程を評価するための指標のことです。
Instagramの運用においては、次のようなKPIを用いるのが一般的です。
・フォロワーの増加数
・投稿に対するいいね、コメントの数
・投稿が保存された数
・ハッシュタグの投稿数
・リーチ数
これらを指標化することで、目標までの達成度合いがわかりやすくなります。運用が適切に行われているかどうかが把握しやすくなるだけでなく、施策を改善する際にも役立つでしょう。
ターゲットを明確にする
ターゲットを明確にするのも、マーケティングにおいては重要な手順のひとつです。「男性」や「女性」といった大きな枠でターゲットを決めるのではなく、年代や職業、家族構成や趣味嗜好なども踏まえたペルソナを具体的に設定して、ターゲットを定めるのがコツです。
Instagramユーザーの属性などを踏まえてターゲットを明確にしておけば、見当違いなユーザーに商品訴求を行ってしまい、マーケティングの効果が見られないという事態を防げます。
コンテンツの見せ方を考える
設定したターゲットに、自社の投稿に興味を持ってもらうためには、Instagramに投稿するコンテンツの見せ方を考えることも大切です。
この時、必ずしもインスタ映えを重視したきれいな写真を投稿する必要はありません。ユーザーがどのような情報を求めているかも考えながら、コンテンツを投稿していきましょう。
投稿にハッシュタグを付ける
Instagramユーザーの多くは、ハッシュタグ(#)を利用して投稿を検索しています。投稿の閲覧数やアカウントのフォロー数を増やすためには、できる限りハッシュタグを付けて投稿する必要があります。
世間的に広く認知されている言葉や、「上着」「帽子」といった投稿に関係する言葉、社名や商品名などを、投稿内容も踏まえてハッシュタグとして設定しましょう。
企業アカウントの場合は、キャンペーン施策と組み合わせて独自のハッシュタグを使うのも有効です。
他のメディアと連携する
Instagramは、TwitterやFacebookといった他のSNSと比較すると、投稿の拡散力が高いわけではありません。
各種SNSやWebサイトなどと連携させて、Instagram以外のページからもユーザーを取り込む工夫を行う必要があります。
特に、運営会社が同じFacebookとInstagramを連携させておけば、Facebook上でInstagram広告を出稿したり、投稿を簡単にシェアしたりできるため便利です。
目的に合わせてInstagramを運用しよう
認知度を増やしたい、ユーザーとの接点の場を設けたいなど、Instagramを運用する目的や目標は会社によって異なるはずです。
具体的なInstagramアカウントの運用方法やマーケティング施策は、それぞれの目的に合わせる必要があります。
自社がどのようなユーザーをターゲットにしているのか、何を目的にしているのかなどを今一度把握したうえで、Instagramアカウントを運用していきましょう。
recommend contents