UGCとは? ECサイトで活用するメリットや注意点、事例をご紹介
5分で分かる!ECにインスタグラムを埋め込むと上がる5つの指標
月間アクティブユーザーが3,300万人を超えるインスタグラムですが、個人だけでなく様々な企業がマーケティング施策として活用しています。
インスタグラムは写真や動画を中心に、情報発信として活用していますが、近年ECサイトに活用している企業が増えてきており、消費者向けに販売をしているBtoC企業は、ECサイトにインスタグラム投稿を埋め込んだコンテンツ作成を行っています。
ECサイト内に埋め込んだインスタグラムコンテンツは、ECサイトの商品写真と違い、より自然なクリエイティブを発信することができ、ECサイトとの相性が非常に高いです。
この記事では、ECサイトにインスタグラム投稿を活用したいと考えている、EC担当者様向けに、ECサイトにインスタグラム投稿を活用した事例と、インスタグラムを埋め込むと得られる5つのメリットをご紹介します。
インスタグラムの写真・動画をECサイトに埋め込みしている4つの種類
日本での月間アクティブユーザーが3,300万人を超え、今や幅広い世代へのマーケティングチャネルとなったインスタグラムですが、多くの先進的な企業がインスタグラム投稿をECサイトに埋め込み、ECサイト内でコンテンツを作成しています。
国内企業のECサイトで活用されているインスタグラム投稿の種類は、大きく4つの種類に分類されます。
① 公式インスタグラムの投稿
② スタッフの投稿
③ アンバサダー・インフルエンサーの投稿
④ ユーザー・消費者の投稿(UGC)
このようなアカウントから投稿されてている写真や動画を埋め込んで、ECサイト上でのマーケティングを実施しています。
それでは具体的に事例をご紹介します。
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① 公式インスタグラムの投稿
化粧品でおなじみの株式会社コーセーが運営しているメイクアップブランド「ADDICTION」は、ECサイトの下部に「#ADDICTION BEAUTY」という、公式インスタグラムの投稿を埋め込んだギャラリーコンテンツを掲載しています。
インスタグラムの投稿は、基本的にフォロワーのみにしか表示がされず、ユーザーとの接点がないのですが、ECサイトに公式インスタグラムの投稿を埋め込むことにより、ECサイトに訪れたユーザーに対してもインスタグラムの写真や動画で訴求することがができます。
さらに動画を組み合わせることにより、メイクアップのHOW TO動画としても活用しています。
②スタッフの投稿
カジュアルウェアでおなじみのAS KNOW ASのECサイトでは、店舗スタッフがインスタグラムに投稿した写真や動画を埋め込んで、ECサイトのコンテンツとして活用しています。
今は店舗ごとにアカウントを持っている企業も多いのですが、たとえばフェア情報や新商品など、店舗アカウントは店舗への集客を目的に情報発信をしているケースが多いです。
ただインスタグラム上にスタッフのコーディネートを上げてもらうことで、EC担当者が写真や動画をピックアップし、ECサイトに埋め込むことで、スタッフスタイリングコンテンツを生成しています。
③アンバサダー・インフルエンサーの投稿活用
シューズブランドのオリエンタルトラフィックでは、公式のインスタグラムをECサイトに埋め込みコンテンツを拡充しているなかで、さらに公式アンバサダーの投稿を埋め込んで、ブランド側では発信できないリアルなギャラリーコンテンツを展開しています。
インフルエンサーやアンバサダーとのお取組みにより、インスタグラムで商品をPRするマーケティングも主流ですが、一度投稿されユーザーに見られたら、2度と見られることはありません。
フォロワーのみに1度しか見せられないのは、非常にもったいないです。
せっかくの素敵な投稿をECサイトで再活用することで、ブランドでは表現できないコンテンツを生成することができます。
④ ユーザー(UGC)の投稿
カレーを中心とした商品を販売する、「ごちそうレトルトにしきや」のECサイトでは、インスタグラムのユーザー投稿、つまりお買い上げいただいたお客様の投稿を活用し、ECサイトに埋め込んでいます。
ユーザー投稿は、UGC(User-generated-content)と言われており、ユーザーが生成したコンテンツのことです。
このUGCを活用することは、欧米を中心とした海外ではあたりまえになっており、ECサイトに限らず広告などにも活用されています。
パッケージがおしゃれなレトルト食品を販売されている「にしきや」では、ユーザー投稿を埋め込んでコンテンツを充実させているだけでなく、ユーザーとのコミュニケーションから生まれたコメントを掲載することで、信頼性が高く、さらに親近感のあるコンテンツを展開しています。
インスタグラム投稿をECサイトに埋め込む5つのメリット
インスタグラムで投稿されている写真や動画をECサイトに埋め込むことにより、5つのメリットがあります。
① 無料でコンテンツを充実させられる
② サイト内の回遊率アップ(PV)
③ 滞在時間アップ
④ SEO対策
⑤ コンバージョンアップ
このメリットについて詳しく解説します。
① 無料でコンテンツを充実させられる
サイトコンテンツを増やしたい、そんなときもインスタグラムの埋め込みが便利です。
インスタグラム投稿をサイト内に表示するための作業は、サイト内に埋め込みタグを貼り付けるだけで埋め込むことが可能です。
このように複雑な手順無しでインスタグラムの写真と投稿者のリアルな声を無料で掲載、簡単に手早く賑やかなページを作成できます。
② サイト内の回遊率アップ(PV)
ECサイトを訪問した際、気になる商品の写真があると思わずクリックしてしまうことはありませんか?
ユーザーは気になる商品に関連する画像があるとついつい見てしまう傾向にあります。
インスタグラムの投稿写真をコンテンツとして活用し、関連画像を増やすことでユーザーのサイト内回遊を促す効果も期待できます。
③ 滞在時間アップ
サイトの回遊率が上がると必然的に平均滞在時間もアップするので、これによりユーザーがECサイトに滞在する時間が増え、様々なコンテンツを見るようになります。
④ SEO対策
ここ最新のGoogleのアルゴリズム変更により、顧客体験(UX)が重視されるようになりました。
つまり、SEO評価でも顧客体験を重視しているため、ユーザーがより楽しくサイトを回遊できるようコンテンツを生成する必要があります。
インスタグラムのユーザー投稿は、消費者の目線により近いものなので顧客体験を高めるのに有効なコンテンツになるのではないでしょうか?
⑤コンバージョンアップ
インスタグラム投稿の特徴は素人が撮影した日常の写真を利用できることです。
プロが手掛けた写真ではないからこそ生活感があり、よりリアルで身近な声として届けることができ、消費者が商品を購入した自分をイメージしやすくなります。
この「購入イメージ」が結果的にコンバージョンにつなげることができるのです。インスタグラムをECサイトに掲載し、消費者が購入したくなるコンテンツ作りをしましょう。
詳しくは「
ECサイトはInstagramを活用しよう! その理由と運用時のポイント
」でも解説しています。
とはいえ、インスタグラムの「埋め込み」は大変な作業
現在、インスタグラムに備わっている標準の埋め込み機能や無料の埋め込みツールでも、タグをサイト内の表示させたい場所に埋め込むだけでインスタグラム投稿を掲載することができます。
ですが、その投稿を最新のものに更新し続けたり、複数ページに表示させるためにページ一つ一つにタグを埋め込んだりするのは大変な手間がかかります。
継続的に投稿写真を更新、効率的に運用し、インスタグラムをマーケティングのツールとして最大限に活用しましょう。
インスタ投稿(写真・動画)と商品を紐づけよう
通常、ECサイトに掲載されているインスタグラム投稿は、投稿クリックをするとインスタグラムアプリに遷移してしまいます。
これではせっかくインスタグラム投稿を掲載しても、商品購入までに離脱を促してしまうことになります。
「visumo social curator」を使用すると、掲載しているインスタグラム投稿に商品を紐づけて表示させることができ、さらにその商品をクリックすると商品詳細ページに遷移させることができます。これにより、商品購入までユーザーを逃さず導くことができるのです。
ユーザーへの利用申請から掲載までのフェーズ短縮化
インスタグラムの投稿を使用する際は、投稿したユーザーへの利用許可が必要になります。
しかし、使用したい投稿ごとにインスタグラムを開いて申請作業を行うと時間がかかってしまいます。
visumoを使用すると、ユーザーへの掲載申請を1画面で一括管理することで、利用申請からサイトに掲載するまでの運用管理の負荷が減り、少ない時間と人件費で効率的に運用ができます。
定量的な効果の見える化が可能に
投稿を掲載したら、どれくらい見られたか、どんなコンテンツが有効かを分析しましょう。
どの投稿がどれだけクリックされたか、CVにつながった投稿を分析し、上位表示すべき投稿を効率的にピックアップして掲載できるだけでなく、またユーザーのニーズも把握できるため商品やサービスの改善にも効果的です。
ECサイトの売上を促進したいならインスタグラム埋め込み専用のツールを使用しない手はないと思います。
サイトへのインスタグラムの埋め込みは基本的にタグを入れれば簡単にできてしまいますが、効果的なマーケティングには、サイト上に写真を掲載した後からの分析と改善が重要です。
またコンバージョンに至るまでの導線設計も利益を高めるためには必須となります。
ぜひツールを使用することでインスタグラムを用いた効率的なマーケティングに取り組んでみてはいかがでしょうか。
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